2022年9月。
千葉県に住む学生が、自分の住む地域を舞台にした市民制作ご当地アニメに参加し、地元愛やアニメ制作の楽しさを知ってもらうというイベントが開催されました。
その名も「学生参加型ご当地アニメ制作プロジェクト」。
学生がデザインしたキャラクターに、学生がアフレコした声が入りアニメになるという、まさに「学生参加型」のイベントです。
複数日に分けて行われたイベントのうち、今回は「キャラクターデザイナー体験」の様子をお送りします。
そもそもどんな団体がこのプロジェクトを実施しているの?
そんな疑問を持った方もいらっしゃるかもしれません。
このイベントを主催する団体は市民公益活動団体である「できる街プロジェクト」。
地域活性化を主な目的として、プロアマ問わずクリエイターが多く在籍し、アニメ・マンガを使った市のPR活動、障害者支援、引きこもり支援など多岐にわたり活動しています。
昨年は柏のご当地アニメ「超普通都市カシワ伝説」が柏の街をまるごとジャックする「街まるごと柏アニメの日2021」も開催!
その様子は当サイトでも紹介しております。
こちらの記事もぜひご覧ください。
柏市のご当地アニメが、柏の街をまるごとジャック!?「街まるごと柏アニメの日2021」
学生参加型ご当地アニメ制作プロジェクトとは
今回のイベントでは、できる街プロジェクトが制作した「ご当地ゆるアニメ 超普通シリーズ 障害理解編」のリメイクにあたり、学生にアニメ制作を体験してもらいました。
「障害理解編」のアニメはこちらから
https://www.youtube.com/watch?v=kC6ylafG2bE&list=PLjA4aVnZl7miBeRHHiLTm7fUChpz_b0jx
体験は「キャラクターデザイナー体験」と「声優体験」の二つに分かれ、それぞれ講師をお招きして基礎を学び、アニメに自分が作ったキャラクターを登場させたり、スタジオで音声収録を体験し、キャラクターデザイナー体験で作られたキャラクターにアフレコをしたりしました。
今回は千葉県出身のイラストレーターと一緒にオリジナルキャラクターを制作した際の模様をお送りします。

体験の様子
今回の講師は千葉県出身のイラストレーターで「超普通都市カシワ伝説」のコミカライズを担当しているらっこくみちょうさん。
生徒は9歳から16歳という幅広い世代の8名が参加しました。

今回のキャラクター制作の流れは、
お題のキャラを描く⇒キャラクターづくり⇒発表。
まずは「夏のキャラクター、生き物は人、明るい性格」というお題で、キャラクターを描いてみます。

今回は特別に、講師のらっこくみちょう先生が上記のテーマで描かれた絵を公開いたします。
それがこちら。

筆者は絵心が全く無いため感想を言葉で表すのが困難なのですが、「すごい!」の一言です。
次に、アニメに登場するオリジナルキャラクターを作っていきます。
作成前に、まずはキャラクターの設定づくり。

ホラー、夏、海賊、探偵など、絵で見てわかるようなテーマや、何の生き物にするか、性別、年齢、性格、得意なことなどを決めていきます。
設定を決めた後はいよいよスケッチ。

参加者の皆さんは先ほど決めた設定を忠実にイラストに落としこんでいきます。
ただただすごいの一言です。
先生から丁寧な指導を受けながら、絵を完成させていきます。

最後に、それぞれがスケッチした絵や細かい設定などを発表。

皆さん特徴的なキャラクターばかり、さらに設定や性格なども細かく決められていて、今後どのような形でアニメに登場するのか非常に楽しみになりました!
参加者からは、「楽しくできた」「他人の絵を見ることができて良かった」「集中して絵を描いたり、キャラ設定などを考えたりでした」「アニメが出来るのが楽しみ」などのコメントがありました。

また、今回は柏駅の社員2名とともに参加させていただきました!
代表してM社員から感想を頂きたいと思います。
参加してみた柏駅M社員
約2時間という短いお時間で、見学させていただきました!!
中学の授業以来の美術で、テーマ・絵を描く前に諦めてしまいました(笑)
らっこくみちょう先生のお話を真剣に聞き・スケッチブックに描く姿を見て、参加されていた8名は、本当に絵を描くことが大好きなのだなぁと感じました。
また、テーマに対しての発想、それを絵にする創造力と上手さに吃驚しました!!
私の先輩がしっかりとテーマを詰め、先輩自身を具現化した「かたつ無理」。
絵は可愛いと思いますが、テーマが理想像で性格が屁理屈という、今回参加された子供たちには見せられない代物になっています(笑)
ぜひ、「かたつ無理」を超普通都市カシワ伝説のキャラクターに迎え入れていただければと思います(笑)

講師のらっこくみちょうさんより
人前に出て何かを教えることは初めてでしたが、参加者の方々が一生懸命取り組んでくださったおかげで、とても楽しく充実したワークショップになりました!
自らイラストの描き方を試行錯誤したり自然と褒めあったりしている姿を見て、「好き」と言う気持ちの大切さに改めて気付かされた1日でした。
「好き」は上達への第1歩でもあります。
参加者の皆さんには絵だけでなく、好きなことをどんどん続けていってほしいと思います。
私も、好きなことを続けていけるよう頑張ります!ありがとうございました!
今回は学生がオリジナルキャラクターを制作し、アニメに登場させることができるという体験型イベント「オリジナルご当地アニメ キャラクターデザイン体験」の模様をお伝えしました。
次回は「声優体験編」の様子をお届けします!お楽しみに!