今宵は駅から5分圏内でひとり呑み。常磐線沿線サク呑みのススメ

大勢でワイワイやるのは楽しいけれど、今はちょっと我慢の時期。そこで今回は常磐線各駅から歩いて5分圏内にある、ひとり呑みにちょうどいい店を集めました。

【松戸駅4分】ふんわり食感のつくねを求めて「焼鳥 つづく」

私がこの店を押す理由は2つ。焼き鳥がどれもうまいことと、大将がとにかく陽気で感じがいいこと。特に私が皆さんにおすすめしたいのはつくねです。ピンポン球くらいの大きなつくねは、鶏のうま味がじゅわ~っと染み出すふんわり食感が特徴で、酒が面白いくらい進みます。

定位置のカウンター席に座ってハイボールで喉を湿らせてからメニューを決めるのが私のルーチン。今夜は「自家製つくね」220円とキムチを練り込んだピリ辛の「キムつく」253円、ニンニクがやばいくらいに効いた「爆弾つくね」253円の3品と、「〆た鶏刺し」550円でスタートします!

「つづく」に来たらつくねがマスト。右からレギュラー、キムチ、爆弾です。

大将と楽しくおしゃべり。締めはやっぱり手羽先握りでしょう

つくね、ハイボール、鶏刺し……の幸せループを楽しみつつ、焼き場からたまに飛んでくる大将の軽口もまた良き肴。あ、ハイボールお代わりで!

最後はやっぱりコレ! 初めて来た時に食べて以来、締めのご飯はいつも「手羽先の握り」550円です。大葉と塩昆布を和えた大きめのご飯に手羽先がどん。ご飯は一般的な寿司の2倍ほどあって、腹持ちがいいのも嬉しい限り。熱々の鶏スープをすすりながら握りを頬張って今夜もごちそうさま!

ふっくらした手羽先はちゃんと骨を抜いてあるから食べやすい!

DATA

●焼鳥 つづく
【住所】松戸市松戸1330-6 NK駅前ビル2F
【営業時間】17:00~翌2:00
【定休日】木
【アクセス】JR松戸駅東口から徒歩4分
※2021年3月時点の情報です。
※新型コロナウイルス感染症拡大により、各店舗の営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。事前に店舗にご確認ください。

【柏駅2分】新鮮な馬肉を味わえる「大衆馬肉酒場 ジョッキー 柏」

昨夜のテレビで馬肉特集を見てしまったから、朝からなんだか馬肉モード。仕事が終わったら自然と「ジョッキー」へ足が向きました。この店がオープンしたのは熊本地震から約半年後の2016年10月。被災地を応援したいとの思いから熊本県内の業者から馬肉を仕入れていて、つまりとっても新鮮な馬肉が手頃な値段で楽しめるんです。

まずはハイボールと「10円ウマから」をオーダーし、メニューを見ながら本日の構成を脳内妄想。「10円ウマから」とは、名物の馬肉唐揚げを最初の1個だけ10円で提供してくれるありがたいサービスで、お通し代わりといったところ。当然、どのテーブルも注文しています。

新鮮な馬肉だから揚げ方はレア。衣にもしっかり下味が付いていてうまい!

馬刺しとユッケで満足度はすこぶる高まった

ここのハイボールはウイスキーが220円、炭酸水が165円で合計385円。安いです。注文すると、ウイスキーの注がれたグラスと瓶入り炭酸水が出てきます。グラスが空になっても炭酸水が残っているから中身(ウイスキー)を追加するというホッピー・システムは、無限ハイボール状態。

続けて「本日の馬刺し1名盛り」715円と「馬肉のゆっけ」638円を注文。馬刺しはラム・ロース・ハラミ・ヒレのぜいたく盛りで、あっさり柔らかな肉質を堪能できます。対してユッケはごま油が程よくなじんでいて、ハイボールのお供にぴったり。私の“馬肉欲”を十分に満たしてくれました。

本日のオーダー内容。ウイスキーの銘柄も馬くくりで「ホワイトホース」。

DATA

●大衆馬肉酒場 ジョッキー 柏
【住所】柏市柏2-3-14
【営業時間】13:00~24:00(フード23:00LO、ドリンク23:30LO)
【定休日】無休
【アクセス】JR柏駅東口から徒歩2分
【公式HP】https://jockey-kashiwa.owst.jp/
※2021年3月時点の情報です。
※新型コロナウイルス感染症拡大により、各店舗の営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。事前に店舗にご確認ください。

【我孫子駅1分】自社栽培の無農薬野菜「農場Cafe Bar すみれ88」

暖かい陽気になり、サボっていたランニングを再開。健康を意識すると食事に気を使うようになってきます。そんな私が最近よく利用するのが、我孫子駅からすぐの地産地消をテーマにしたカフェバー。その名の通り、この店では自社農場で採れた米や野菜などをいただけます。

オーナーの大島 Lily 明美さんは我孫子市内の農家に生まれ育ち、若い頃にモデルとして活躍したこともあって、美容や健康には人一倍強い関心を持っているそう。店を経営する傍ら、健康食や美容食もプロデュースしている大島さんのおすすめは、色とりどりの食材がきれいに盛られた「お疲れさまセット」1,650円です。肉や魚介類、野菜などバランスが取れた内容で、つい乱れがちな食生活を一気にリセットできます!

その日に仕入れる食材で内容が替わる「お疲れさまセット」。※バータイムのみで提供

食と音楽のある、優しい気持ちになれる場所

店のこだわりは食事だけではありません。今ではあまりお目にかかれなくなった「竹鶴」や「白州」といった希少なウイスキーなど、アルコールメニューもかなり豊富に取りそろえているんです。フルーティーな香りの竹鶴を傾けながら、ウイスキー好きの父と飲んだ遠い日の記憶がよみがえってきました。

新型コロナの流行で休止していますが、「すみれ88」では音楽アーティストや芸術家を招いてのインストアライブ、個展なども行っています。イベントを企画するのはもちろん大島さん。父親の作った新鮮な地元食材のおいしさと次世代を担う若者たちの才能を、大島さんがハブとなって発信し続ける。そんな優しさの詰まった店でした。

自社栽培の米はオードブルをテイクアウトするとプレゼント。店頭でも販売中です。

DATA

●農場Cafe Bar すみれ88
【住所】我孫子市本町2-5-1 ヒルトップ我孫子101
【営業時間】ランチタイム(火~金)11:30~15:00(14:00LO)・バータイム(火~日)18:00~22:00
【定休日】月
【アクセス】JR我孫子駅南口から徒歩1分
【公式HP】https://sumile-88.com/
※2021年3月時点の情報です。
※新型コロナウイルス感染症拡大により、各店舗の営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。事前に店舗にご確認ください。
※フレンチシェフがいるのはランチタイムのみ
※バータイムは基本的にカラオケ有りのバー営業

【取手駅2分】大将こだわりのナシゴレンが名物「福和内」

見た目はごく普通の居酒屋だけど、店主がインドネシアにハマり過ぎて本気のナシゴレンを作ってしまった“無国籍居酒屋”。違和感しかありませんが、1994年から続く取手の人気店です。

店の中はカウンター席と座敷がある和食店然とした雰囲気。でも見渡すと、アジアンなお面や人形、何かの儀式の道具(?)みたいなオブジェが至る所に。店主の染谷誠さんは20歳のころから海外でサーフィンをするのが趣味で、中でもお気に入りはインドネシア。染谷さんが長年かけて集めたインドネシア・グッズが自己主張強めに置かれています。

店主いわく、お客さんの99%が注文するという「牛すじ煮込み」。

だしの効いた卵焼きとナシゴレンで無国籍な夜

最初は名物の「牛すじ煮込み」580円と日本酒で。とろ火でゆっくりと煮込んだ牛すじは驚くほど柔らかく、おろしショウガの香りをアクセントに味は意外とさっぱり。辛口の酒によく合います。で、いよいよ本題。店主お手製の「ナシゴレン」660円をオーダーしました。

ナシゴレンはインドネシアの国民食と言われるほどポピュラーな食べ物。サンバルソースやチリソースといった調味料はすべて現地から仕入れるそうで、木皿から漂う香りはかなりの本格派。「ナシゴレンはこのビールでやってみて」とインドネシアビールの「ビンタン」も登場。牛すじ煮込みや串焼き、だしの効いた卵焼きと来て、最後にナシゴレンがこの店では当たり前の光景なのです。

味もボリュームもなかなか! ナシゴレンはテイクアウトもできます。

DATA

●福和内(ふくわうち)
【住所】取手市新町2-2-8 取手パークハイツ1F
【営業時間】15:00~24:00(23:00LO)
【定休日】無休
【アクセス】JR取手駅西口から徒歩2分
※2021年3月時点の情報です。
※新型コロナウイルス感染症拡大により、各店舗の営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。事前に店舗にご確認ください。

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