たまたま天王台駅に降り立った私は出口の看板を見て衝撃を受けました。

……読めない地名がある。何やら面白そうだ。
市の名前自体も難読な「我孫子市」。もしかして他にも難読地名が潜んでいるのでは…と思い調べてみたところ、
結構ありました。
今回は我孫子市の難読地名をご紹介していきます。よろしければ皆さまも一緒に読みをお考え下さい。
①岡発戸
読めそうで読めない文字列ですね。答えは……

「おかほっと」でした。
ちなみに近くの踏切は、

「おかぼと」。複数の読みがあるのでしょうか。
調べてみたところ、
「発戸」はアイヌ語のフット(2つの丘陵の間に小川が流れ込んでいるような所)が語源と言われています。
岡発戸は「発戸」の中でも丘陵部にあったため、「岡発戸(おかほっと)」となったそうです(諸説あり)。
正式な名称は「おかほっと」なのですが、地元の方には「おかぼと」とも呼ばれているようです。
②下ヶ戸
こちらも読めそうで読めませんね。答えは……

「さげと」と読みます。
語源は先ほどの「岡発戸」と同じだそうです。岡発戸よりも低い位置にあったため、「下発戸(さげほっと)」、それが転じて「さげと」となったと言われています(諸説あり)。
③中峠
これは予想がつかない読みだと思います。答えは……

「なかびょう」と読みます。
「峠」と書いて「びょう」「ひょう」などと読む地名は主に千葉県に多いそうで、村境に立てる境木のことを「標(ひょう)」と読む古いことばから転じて、峠や境を意味する言葉となったという説や、地形が馬の背のようになっており、そのような地形を「峠(びょう)」と呼ぶようになったと言われています(諸説あり)。
いかがでしたでしょうか。
難読地名とその由来を紐解く旅。我孫子市にはまだまだ難読地名があります。
後編に続きます。
次回はさらに予想出来ない難読地名が登場するかも……⁉